静功と瞑想

108.「拙火定」の簡単な修行法

「拙火定」というのは密教系の全身が暖かくなる功法で、この功法の達人がこの功法を瞑想をして行うと、周囲3メートル四方の雪を解かすと言われています。
(実は上海の呉中先生の先生がこの現象を起こしたことがあると知られています)

現代人は運動が少なく、エアコンの中にいることが多いので、冷え症の人が多いです。
これから簡単な「拙火定」を紹介します。

先ずリラックスして真っすぐに座る事です。
足は蓮座ができれば一番良いですが、できなければ椅子に座っても良いです。
椅子に座る場合は、ももを少し座面からはみ出して、膝を肩幅よりも少し広く開いて下さい。
両足裏とお尻が三角になって、安定感を保っています。
腰を少し前に出し、あごを少し引いて、背骨を伸ばして体のバランスを取ります。
両手は手のひらを上にして重ね、右手は左手の上に置き、親指どうしは指先を軽く接触させます。
両手はおへそから指幅4本下の奥、丹田に向かって少し斜めに自分に向けます。
舌は上あごにつけます。

目を閉じて、丹田にろうそくのような小さな火があると想像します。
鼻で自然呼吸をしています。
吐く時は、鼻から空気を出すと同時に、喉から気を体の中心を通して、
ろうそくの火に送るように想像します。
吸うときは何も考えないでいいです。
吐く時に鼻から出す息と下に流す想像の気は違いますので、混乱しないようにして下さい。
これは逆式呼吸と言います。
気を送ると火が少し大きくなって、腹部が温かくなってきます。

この瞑想法を繰り返すと全身が温かくなって、汗が出てくることもあります。
初めは熱く感じてもいいですが、段々とこの熱さをコントロールして、
暖かいという感覚だけを保つようにすることが大事です。

この功法を練習する事により、腹部から全身の気のめぐりが良くなり、
内臓を強化することができるようになります。
冷え性に非常に効果がある功法です。
是非、試してみて下さい。

103.心の底

心の底はいつも穏やかな気持ちという曖昧な言葉で表現していましたが、今回、心の底とはどのような状態で、どうやって心の底に行くか、と言う事を詳しく述べたいと思います。

今までいつも「心の底」を以下のように説明してきました。

例えば、プレッシャーのある仕事を1,2週間、ずっと夜中までしてきて、それが完成した後、リゾート地に行ってぐっすり寝て、さらに二度寝をした後、ベランダから山や森を見るとほっとするような爽やかな気持ち。
或いは、夜、青い月夜の下、池の側を散歩する時のホッとする、落ち着くような気持。
教室で練習した後に、穏やかになっている良い気持、等と説明してきました。

昔の修行者の達人達(密教系無上ヨガ)は、上記のような気持からさらに四つの段階に分けて訓練しました。この四つの段階を簡単に紹介したいと思います。

1.専一ヨガ 
  基本的にこの段階では穏やかな気持ちを見守っていくこと。
  見守っていくとそれなりの微妙な感覚がでてきます。
  非常に穏やかで落ち着く。光、景色がはっきり見えます。
  空間と時間の感覚が薄くなる、自分の存在感が無限の光にとかされている・・・
2.離戯ヨガ
  この段階になると自分の感情が周りの環境と離れて、サングラスをかけて物事を見るとか、隠れて物事を見るとか、観光客のような気持になって物事に接する・・・
3.一味ヨガ
  この段階では気持が更に穏やかになって、悩みや喜び等、様々な感情が出てきても、それらは穏やかな気持から発生してきていることが良く分かります。 そうするとこのような感情が発生してもすぐに無くして、穏やかに戻る事が出来ます。
  さらに体験出来ることは、悩みや喜びはあまり根源がなく、大したことでなく、
  穏やかな気持ちとあまり差がない。どんなに感情が揺れても根本的に感じるのは穏やかな気持ちだけです。ですので、一つの味と名付けられています。
4.無修ヨガ
  これは第三段階の気持のもとで修業する段階で、微妙な少ない悩みや邪魔な感情もない、ただ純粋な穏やかな気持ちだけです。
  その段階では心に残った最後の癖や習慣も無くしていきます。この段階では特に修業と言う事はありません。人生総てが修業であり、その状態が、本当の自然のままの状態と言えるでしょう。そして大円満な気持ちとも言えます。
   
以上で簡単に四つの段階を説明しました。そもそもヨガとは瞑想の別の名称で、同じものです。

99.気の瞑想法のまとめ

気功態に入ると、外部社会の感覚(視覚・聴覚など)があまり無くなると同時に体内の色々な微妙な感覚が浮かんできます。
その時、微妙な感覚のどれかを見守っていくと、その感覚が強くなって広がります。
私たちは気の感覚に集中していくので、気の感覚が満杯になります。
朱剛気功話95.から98.で気の瞑想について説明してきましたが、今回はまとめます。

1.体全体が有るような無いような、風船のような、気泡のようになります
 身体の存在感が有るようで無いような感覚になるのは、色々な原因により起こります。
 例えば映画を夢中で視ていると自分の存在を忘れたり、また、物事を考えていて夢中になると自分の事を忘れていたり・・
 また寝てしまうと体の感覚は無くなります。
 でもここで強調したいのは、気の感覚が広がると同時に身体の存在感が無くなると言う事です。
 その時、身体の存在感が有るようで無いようになるだけでなく、全体の社会も有るようで無いような感じになります。

2.疾病の改善や完治、体質の改善
 病気になる大きな原因の一つは、長年の間、身心ともに緊張を続けて維持している状態です。
 気の瞑想法を行うと、つまり気の練習のプロセスを展開していくと、身心ともにリラックスする状態になります。
 気の瞑想法を練習すればするほど身心ともにリラックスします。
 気の感覚が充実するという事は、全身の毛細血管が開き、細胞の活動が活発になり、微循環が良くなります。
 瞑想はすべての病気を治せるということではないですが、瞑想で病気が無くなると言う不思議な実例が昔から今まで沢山
 あります。その細かい原因については、まだ探索の余地がありますが、でも事実としては否定できないでしょう。
 
   瞑想・座禅は宗教の修業には大事なことです。仏教・道教両方共に座禅を通して、病気を治し、体質を改善する効果が有る
 のは良く分かりますが、宗教の教義が原因で、あまり宣伝しないか強調しないということもあります。
   昔、気功が流行った時に座禅で元気になることが宣伝されましたが、言いすぎてオーバーになることもありました。
   瞑想・座禅で身体が良くなることは、科学界も認めていますが、でも深い研究にはまだ至っていません。
   中国でも日本でも、高齢化社会になっていますので、座禅で身体を養うことが重要になるでしょう。

3.気持の柔軟性、善良、柔和、寛容
 身体と心はお互いに影響しあっています。体がリラックスすると気持も楽になります。
 気の感覚を意守(見守る)すると、心も身体も楽になります。
 心が楽になると物事への感覚が変わります。
 緊張している時は意識していない道端の草や樹木が活き活きして美しく感じられ、動物や昆虫までも可愛らしく感じられます。
 同情心も増して他人の立場や考え方も理解できるようになります。
 善の気持が出て来ると、良い循環になり、良い友がますます増えてきます。

 
4.人生観の変化
 健康になるかどうかの基準で物事を考えるようになります。
 瞑想・座禅には智慧という言葉があります。
 この智慧は、豊富な知識と言う意味ではなく、穏やかな気持ちで物事を見ると言う意味です。
 体が有る限り欲求があります。歳を経る毎にこの欲求は大きくなり強くなります。
 物事を見る時、強い欲求に影響され、執着心が増し、苦しくなります。
 智慧は瞑想を通して養われ、執着心が薄くなり、穏やかな気持ちで物事を考えられるようになります。
 ですから、瞑想すると良い人生観・世界観になります。

 
5.動態:安定と不足
 気の瞑想が良くできた時に身体の存在感が薄くなり気泡のようになります。
 その現象は一時的ではなく、暫くの間安定して持続しています。
 その間に気の感覚が余り無いとか、気持が揺れて動揺する事もありますが、全体的には以上の状態は安定しています。
 人は日々生きていて世界もまた変わっているので、気の瞑想の状態も動いています。
 表面的には喜怒哀楽による乱れがあり、意識も散漫になることもありますが、根本的には気持が穏やかになり落ち着いて
 います。
 ただこの段階の安定力は足りないところもあり、外部の刺激軋轢が強い時は、安定した状態がこわれて前の状態に戻って
 しまうこともあります。また、安定力の深さが足りないところもあります。
 心の中のマイナスエネルギーは、かなり消されていますが心の中の深い所にはまだ少し残っています。
 つまり、潜在意識の中にマイナスの思想や感情や心理的な疾病の根本が残っています。
 ですから次の段階・光の瞑想が必要になります。

以上で気の瞑想の段階のポイントをまとめて説明しました。参考にして頂けると幸いです。

94. 座禅の楽しみ―――「持身法」

「持身法」は瞑想をし始めた段階で起こる現象の事です。

特徴は三つあります。
1.身体が自然にまっすぐに座れる事
2.身体を誰かに持たれている様に身体の重さが無くなる感じ
3.全身が非常にリラックスするので、気持が楽になる感じ

持身法のこの感覚は、タントウ功、禅密気功の築基功や、適度な運動をする時の良い状態と同じです。
この時の良い気持は、深い瞑想になった時に感じる良い気持とは少し異なり、身体的に感じられる良い気持です。

持身法という現象が出て来るためには、瞑想する時に最もリラックスして、身体の良いバランスが取れる感覚を探さなくてはなりません。
具体的なポイントとして三段階あります。
1段階目:背骨で身体を支える感覚
2段階目:リラックスした後、全体重を背骨にかけている様な感覚
3段階目:体内の感覚が無くなると、背骨が初めよりもっと伸びてまっすぐになる事

持身法になると、いつでも、どこでも真っ直ぐに座りたくなります。
読書したり、TVを観たり、会議があっても、真っ直ぐに座りたくなります。
長く続けても疲れなく、心地よいです。

92.瞑想会「2月気の瞑想」の感想

KHさんの感想
1日目:体が気で一杯になって、ふくれ上って、その後、空気の抜けて行く風船の様な感覚、
   その後、体が勝手に動き出す。
2日目:気で体がふくれる様な感じがして、その後元に戻る。気が体の奥から立ち上って、 
   上にのびて行き、その後、小さく小さくなる感じがあった。
3日目:座っていると楽だという感覚と幸福感を感じた。
4日目:身体の感覚が非常に薄くなって、静かな世界に存在している感覚。雑念も浮かばず、
   音は聞こえているが、自分の体の中も真空になった様な感覚だった。

YKさんの感想
1日目:午前中よりも午後の方が集中でき、快さの真中に自分をおくことができました。
   (肩や腕の痛みは強くなることもありましたが・・・)
2日目:午前中は股関節をゆるめて密所をゆるめるのに時間がかかったが、午後からは、
   下腹部に気が充分にいくようになり、いつまでも腹式呼吸がつづくのが快かったです。
   呼吸が呼吸をするだけの気の世界がとても幸せでした。
3日目:午前中もよかったが、午後は輝くような真綿色の気につつまれて充実しました。
   次第に気がおちつくと、じわっとした汗が出るほどのあたたかさにつつまれて、呼吸が
   ほとんど感じられなくなりました。そこにいるだけの感覚で、何故か感謝したい気持が
   わいてきました。一人での瞑想とはちがって、そこにいる人々に気をいただいたので
   しょうか。朱先生と皆さまどうもありがとうございました。チャンスがあったらまた
   参加したいと思います。

RMさんの感想
1日目:午前中に一度だけ身体が重くなった。体全体が熱くなった。だが昼食後は意識が散漫
   になり、集中できず、なかなか感じなくて困った。
2日目:午前中に一度色が見え、色の先に絵(蒔絵のような)が見え、ピリピリしてきた(腕、
   背中)。そのうち空気が一杯になったように感じ、腕もふくらんできた。
   そしたら手術のメスが目の前に出て来て、血が出てきたのでびっくりした。
   その後、左側にきれいな乳白色の人(女性みたい)がよりそってきて、一言二言優しく
   話しかけてきて、とても温かい気持になった後、私の腕がまわりに溶け境目がなくなり
   一つになった。午後は全然ダメ。集中はなかった。残念。
3日目:いつもの色が見えてきたら、すこしして体が温かくなり、体が気で一杯になった。
   体が自分の意志は関係なく少しずつゆれている。気が入ってくると頭がボーとして、
   意識がどこかに行くような感じになる時があった。

91.瞑想会の体験談について

瞑想については本や理論で多く語られていますが、実際に感じる事が大切です。
この感じる事は「気」、「光」、「意」、「心」に分けられます。

今週は4日間の「気の瞑想会」を行っていますが、参加された方から良い体験談を頂きました。
この方は、今までに各集中コースを受講され、良い体験をいろいろと得ています。
ここで強調したいのは、誰でも練習すれば、この方のような良い体験を得られると言う事です。
今日で瞑想会は3日目ですが、殆どの参加者はさまざまな気の感覚を得ています。
下記にご紹介する体験談が皆さんの励みになると良いと思います。
--------------------------------------------------------------------------
いつもは①の段階は顔のみが痒くなるのですが、今日は背中や腕やおなかなど、全身が痒く感じました。
②の段階では下半身が地面に拘束されたように重く感じたり、身体が大きくなって軽く感じたり、逆に米粒くらいに小さくなって丹田のあたりから自分の体を見上げている様な感じになったりしました。
③の段階では自分の体の内と外の境があやふやになり、外側も自分の体のような感じがしたり、あるいは自分の存在が薄くなっていって、自分が透明人間のようになった感じがしました。
気が満杯になってから自分の周りと一体になったと感じて、しばらくその感覚を味わっていたら、目を開いても周りと一体感を感じることができました。
--------------------------------------------------------------------------
注:①②③の段階は気の段階の事で、気が①は発生する段階、②は活性化する段階、③は満杯になる段階です。

86.荘子の瞑想のプロセス

荘子は老子とともに並ぶ人物で、老荘哲学・思想と言われるぐらい有名な人物です。
儒教系の代表は孔子・孟子ですが、道教系の代表が老子と荘子です。
荘子の瞑想のプロセスは、「大宗師」という文章に書いてあります。
その文章は2000年前に書かれた古典の文章ですから、今、私なりに分かりやすくまとめて話します。
瞑想は座忘と言います。座忘すると以下の様になります。
①外天下:世界に対しての是や非の感情が無くなります。
②外物:外天下になった後、続けて7日間瞑想(座忘)していくと、物に対する欲(物欲)が無くなります。
③外生:更に続けて9日間瞑想(座忘)していくと、生死に対するこだわりが無くなります。
④朝徹:生死へのこだわりが無くなると、気持は、朝に太陽が昇り睡眠も充分なスッキリした状態になります。
⑤観独:気持が朝徹になったら、続けて瞑想(座忘)していくと、悟りになり、座忘につながる人生観が生じます。
⑥無古今:続けて瞑想(座忘)していくと、時間と空間の感覚が無くなり、以前と現在は一体になります。
⑦不死不生:更に続けて瞑想(座忘)していくと、肉体と関係の無い独立した意識と気持が出てきます。
⑧攖寧(エイネイ):練習で得た⑦の気持を持って生きていくことです。

以上のプロセスは、私たちが瞑想する時に参考になると思います。

75.気功(瞑想)・三観・中庸

気功練習のプロセスを見ると、二つの段階に分けて考えることがあります。
一つは(第一段階)社会から離れて、こもって集中的に練習する事です。
そして、気持の安定の力が強くなってきたら、もう一つの段階(第二段階)になります。
第二段階とは社会に入って融合する事です。

第一段階では、現実社会の影響を受けないように努力します。
第二段階では、良い気持を社会にむけて影響を与え、伝えてあげます。

この二つの段階に応じて、一心三観という認識があります。
一心三観のポイントは、
①万事万物は常に変わっているのですから、こだわると悩みになります。
②万事万物の刺激を離れると、穏やかな気持ちになります。
③.①と②をうまく融合します。それは、感情が万事万物と連動しても、
根本の穏やかな気持ちは変わらないことです。

③の境地になると、丁度 孔子の「中庸」の思想と一致します

「中庸」の「中」は極端や、偏りを避けることです。
「庸」は、「中」の状態を維持する事です。

「中」を維持するには、瞑想と人間性の訓練をしなくてはなりません。
「中庸」の気持を常に持っていると、健康にも大きく役立ちます。

以上、気功(瞑想)・三観・中庸の関連について簡単に述べました。

気功の練習を通して中庸という思想を感性で理解していきましょう。

72.瞑想の四つの段階について

瞑想の段階について今まで四禅八定という八段階の分け方を細かく紹介してきましたが、他の分け方もあります。その中の一つに四段階に分けたものがあります。

一段階目は入る段階
私に言わせると現実の感覚を破って、虚の感覚に入る段階です。普段の生活では五感を通して現実の物事を感じていますが、入門では、現実の感覚は全部薄くなって、或いは無くなって、現実にない感覚、或いは虚の感覚に入ります。

第二段階は中に居る段階
入門する時、現実から虚に入るので、変化そのものが刺激になります。二段階の「いる」という段階になると、この切り替えの刺激が無くなって、常に自分は虚の世界、別の言葉でいうと気功態の世界にいるような感じです。練習すればするほど、その感覚の中の微妙な変化と動きも無くなります。この段階は微妙ですが豊富な世界です。

第三段階は出る段階
第二段階で得た物を、現実社会で磨きます。第二段階でいろいろなもの、例えばパワーが強化され、意識がもっとすっきりして直感が鋭くなったり、気持がより穏やかになる、などを得ても、現実社会では思うように自分の気持ちをコントロールできません。人間は社会の中で生きていますから、周囲の人達や環境と上手に融合しなくてはなりません。ですから普段の生活そのものを練功として、一体化する事が必要です。その時、練功と生活は別のものではなくて、一つのものとなります。この段階では善を多く行い、悪を絶対避けるようにすることが練習の大事なポイントになります。

第四段階は融合する段階
これは第三段階の練習を通した良い結果です。第三段階は気功態と現実世界を融合する過程と言ったら、第四段階はその結果です。うまく融合している状態です。

四つの段階は絶対的に区切りがあるのではなく、含みあいながら段階が続いています。
以上は禅宗の瞑想の分け方です。参考にして下さい。

71.「意守熱感」---暖かい感覚を見守りましょう

「意守熱感」の瞑想法を説明したいと思います。
今まで瞑想というのは、微妙な感覚に意識を集中すると言ってきました。
この微妙な感覚には、暖かい感覚、気の感覚、光の感覚、穏やかな気持ちの感覚、等があります。

暖かい感覚を意守していくと、身体が暖かくなってきます。
そういう現象を仏教系の瞑想の人達は認めていますが、あまり重視はしていません。
でもチベットでは、厳寒な気候のせいだと思いますが、
極限まで暖かい感覚を見守る「拙火定」という功法があり重視しています。

私達の気功(瞑想)は健康の為に行っていますから、
練習する時の暖かい感覚を見守っていく事は健康に非常に良い事だと思います。

これから「意守熱感」の功法を紹介します。
背中をまっすぐにして座ります。座り方は「七支座法」を参照して下さい。
強調したい点は、腰を少し前に出します。これは楽しく長く続けられる座り方のポイントです。
両手は手の平を上にして、少し自分の身体に向けて重ね、
右手を左手の上に置き、両方の親指の先を軽く接触させます。
両手は下腹部の下方に置きます。
この座り方は下腹部にエネルギーを保つ事が出来ます。

下腹部の中の暖かい感覚を探して維持して、そうすると段々と下腹部から全身に暖かい感覚が広がっていきます。
場合によっては汗が出るくらい暖かくなってきます。
全身に暖かい感覚が広がった後も、続けて下腹部の暖かい感覚に集中してください。
最初は15分位から練習を始めて、徐々に練習時間を伸ばして下さい。

この穏やかな暖かいエネルギーは身体にとても良い栄養剤ともいえます。
小腸の働きもよくなりますし、便秘や下痢、女性の冷え症や婦人科系の疾患、男性は前立腺疾患などに効果があります。
下腹部の血流が良くなると顔の色つやも良くなります。

以上、体験してみましょう。

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