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86.荘子の瞑想のプロセス

荘子は老子とともに並ぶ人物で、老荘哲学・思想と言われるぐらい有名な人物です。
儒教系の代表は孔子・孟子ですが、道教系の代表が老子と荘子です。
荘子の瞑想のプロセスは、「大宗師」という文章に書いてあります。
その文章は2000年前に書かれた古典の文章ですから、今、私なりに分かりやすくまとめて話します。
瞑想は座忘と言います。座忘すると以下の様になります。
①外天下:世界に対しての是や非の感情が無くなります。
②外物:外天下になった後、続けて7日間瞑想(座忘)していくと、物に対する欲(物欲)が無くなります。
③外生:更に続けて9日間瞑想(座忘)していくと、生死に対するこだわりが無くなります。
④朝徹:生死へのこだわりが無くなると、気持は、朝に太陽が昇り睡眠も充分なスッキリした状態になります。
⑤観独:気持が朝徹になったら、続けて瞑想(座忘)していくと、悟りになり、座忘につながる人生観が生じます。
⑥無古今:続けて瞑想(座忘)していくと、時間と空間の感覚が無くなり、以前と現在は一体になります。
⑦不死不生:更に続けて瞑想(座忘)していくと、肉体と関係の無い独立した意識と気持が出てきます。
⑧攖寧(エイネイ):練習で得た⑦の気持を持って生きていくことです。

以上のプロセスは、私たちが瞑想する時に参考になると思います。

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コメント

「大宗師」という文章は、『荘子』の本の中にあるのでしょうか?
座忘(坐忘)は、儒教系の(瞑想を指す)言葉だと思っていましたが…。確か、孔子が顔回に尋ねた時に、顔回が「坐忘」と答えたように記憶しています。
k


儒教の最初の頃は「坐忘(瞑想)」はあまりしていませんでした。
宋の時代になってから、程朱理学という儒教の流派の代表的人物である程颢·程颐が、瞑想を重視するようになりました。
それから儒教も瞑想を取り入れるようになり、「坐忘(瞑想)」という言葉を広げました。

ですが、「座忘(坐忘)」という言葉が初めて記録されているのは、この「大宗師」の中です。
本当に会話があったかどうかは分かりませんが、「坐忘」が良くて、孔子も生徒の顔回に「坐忘」を勉強したいと言いました。
荘子が間違いなく「坐忘」を通して、上の気持ちの段階を展開できると認識しています。

よく分かりました。ありがとうございます。k

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