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85.瞑想中の「入」と「離」

瞑想で大事なのは気功態に入る事です。
気功態になると五感と外部の交信があまり無いし、夢うつつのような状態で、でも眠気は無くとても良い気持です。
この状態は「入」といいます。

「離」というのは、気持が普通の世界の繋がりから抜け出して、大きな喜怒哀楽が無くなります。
その「離」の感覚は説明しにくいですが、常に瞑想の練習をしている人は分かります。

「離」には二つの状態があります。
一つは、社会と接触する事が嫌になり、物事を見ると俗っぽく感じて、好きな事は瞑想の練習だけになる状態。
もう一つは、どんなことがあっても気にせず、楽しく、仲良く、上手に社会と融合する状態です。

一番目の状態になったら、この状態は良くないと分かって、やり直すように努力して下さい。
一番目と二番目の状態は波のように交代で出てきますが、基本的には練習すればするほど、
二番目の状態が長く出るようになります。

そうすると欲が薄くなってきます。
薄くなってくると、人生がつまらなくなるのではなく、楽しみがあるから欲が薄くなるので、
人生はより楽しくなります。そうすると、自然に優しくて親切な気持が増えてきます。
全体の人格、人生観が向上します。

昔は瞑想する前に先ず、戒律を守ると言う事からスタートしました。
欲を捨てる、世間から離れるなど、厳しく要求されました。
これは先ず「離」になってから「入」に入る事です。

それは練習には良い事ですが、現代人には厳しすぎると思います。
代わりに練習を通して、瞑想の中の楽しみを掴むと、自然に一般社会に対する欲が薄くなってきます。
「離」は社会から離れる事ではなくて、「入」はこもって瞑想する事ではなく、気持の事を指しているのです。
社会に対しての激しい感情や欲が薄くなり、同時に穏やかな楽しい気持が溢れて来る事は「離」と「入」という事です。

これは「入」になると同時に「離」になると言う事です。

ですので、瞑想の楽しみを探して見守る事が大切です。

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