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70.瞑想と気持

瞑想に従って、気持は変化して行きます。
この変化は、大体五つの段階に分けられます。

第一段階<揺>:瞑想しようとしても雑念が次々出て来て、気持が波のように盛り上がったり引いたりしています。
この気持の段階は、瞑想の①「粗住」(そじゅう)から④「未到定」(みとうじょう)まで(朱剛気功話6.瞑想の段階
―――「四禅八定」参照)の段階にあたります。

第二段階<仙>:ふわふわと雲の上に浮かんでいるような、仙人のような気持になります。
この段階は瞑想の初禅にあたっています。

第三段階<嬉>:心から喜び、嬉しい気持が浮かんで来ます。
これは瞑想の二禅、三禅に相当します。

第四段階<穏>:非常に落ち着いて静かな(穏やかな)境地になります。
これは瞑想の四禅になった時の気持です。

第五段階<悟>:穏やかな気持ちと喜怒哀楽を融合して一体になる状態です。
これは、場合によっては、「悟り」と言います。

第一段階<揺>の時、練習と同時に寛容の気持を意図的に養って下さい。
寛容の気持があれば、物事の執着心が少なくなって、雑念や気持の揺れも少なくなります。

第二段階<仙>になると、世の中の物事を俗っぽいと感じて、離れたいと言う気持が強くなります。
その時、平常心を保つ訓練をします。この平常心は安静な気持ちだけではなく、
「凡聖一如」(迷いから離れられない普通の人と、迷いをのりこえた聖者とは、 性質は違っていても、
本質的に同じである)の認識を常に持ちましょう。

第三段階<嬉>は、気持は嬉しく喜ぶようになりますが、同時に心の底にある雑念が浮かんできて、
瞑想の精進力は緩んでしまう傾向があります。だから再び瞑想の訓練に集中していきましょう。

第四段階<穏>は非常に素晴らしいのですが、社会との繋がりが足りない傾向があります。
その時、気持の安定力により徐々に社会と融合していきましょう。

第五段階<悟>になると円満な気持ちになって、人間として理想の気持の状態になります。
それ以後はこれを保つ事を大事にしましょう。

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コメント

63で「練習の質をチェックしてみたら」というアドバイスありがとうございます。たしかにこの1年強は母親の介護のことや新しい仕事でのいろいろな問題など、取り巻く環境が変わってきましたので、いわゆる「雑念」というよりも集中力が途切れることが多くなったように思います。しかしあまり言い訳めいたことは言いたくはありません。

ところでこれに関連して質問させていただきます。
①70の第三段階の説明にある「同時に心の底にある雑念が浮かんできて、瞑想の精進力は緩んでしまう傾向があります。だから再び瞑想の訓練に集中していきましょう。」という際の、訓練の集中とはどのようなことに気をつければいいのでしょうか?
②同じく70の第四段階の説明にある「社会との繋がりが足りない傾向があります。その時、気持の安定力により徐々に社会と融合していきましょう」の社会との繋がりとは日常生活上のことを言っているのでしょうか?あるいは練功する際の態度のことでしょうか?それとも瞑想中に、何らかの社会との繋がりや社会との融合を意識しなければならないということなのでしょうか?
練功の質のチェックとも関係がありますので教えていただきたいと思います。

①特別の訓練の集中方法ではなく、努力の気持ちを失わないように維持しましょう。

②社会とは、自分の生きている自然な環境と周りの人間や組織の環境を含めたものです。

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

読んでいただき有り難うございました。
又、遊びに来てください。

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