64.気功と哲学
気功は心身双方が健康になる功法です。
哲学は人生と宇宙に対する認識の事です。
気功は練習で、哲学は理論です。
正反対のように思えますが、練習すればするほど繋がっています。
瞑想すると揺れている感情が落ち着いて穏やかになるので、
良い気持がでてきます。
その気持は五感から得る満足感とは異なっていて、
本来人間にある穏やかな時の良い気持です。
練習を深く続けると、
外部の事物と自分はどういう関係にあるのか、
また、感覚、意識、感情、欲、我、無我等の意味と
互いの関係などを、考えるようになります。
数年から十数年間、練習と考える事を続けると、
自分なりの人生観と宇宙観がでてきます。
それで気功と哲学は繋がっています。
気功は技術や秘密方法を啓発する事ではなく、
人生観と宇宙観と繋がっていくことが、練習の伝統の道です。
« 63.気功練習の二方法 | トップページ | 65. 気功と物事、感情 »
「気功概説」カテゴリの記事
- 117. 小周天について (2022.03.28)
- 102. 三つのポイントで気功(瞑想)の練習を評価する(2015.11.10)
- 101.気功的な生き方(2015.09.01)
- 88.気功(瞑想)練習の偏差について(2014.12.11)
- 84.六妙門について(2014.10.02)
コメント