44.禅密気功の二通りの練習
禅密気功を練習すると、どこまでできるようになったかという事について、2通りの考え方があります。一つは功法のシステムに従った段階で、もう一つは練習の体験の深さによる段階です。
功法のシステムでは、基礎は背骨を中心として動かし、初級は外部の涼しい気と暖かい気を取り入れる、又は呼吸と併せて気を取り入れる、中級は動きながら無限の気と融合する、上級はさらに身体を鍛える、又は無限の空と一緒になる瞑想法(陰陽合気法人部)です。
基礎から上級まで一応段階をつけていますが、これは動作と意念、特に意念の使い方により、分けています。中級は初級より難しい、上級は中級より難しいという意味ではありません。一番難しいのは基礎です。動きながら意念を動かす事は容易ではありません。なぜなら身体を動かす事と、意念を動かす事は少し、お互いに邪魔をするからです。でも基礎ですから、身体を鍛えることも大事です。ですので基礎をきちんと出来るようになれば、ほかのどの功法でも練習できます。
もう一つの練習(体験の深さによる段階)の要素としては、「身、気、光、意、心」の五つです。練習すればするほど、この五つの要素に変化が見られます。これについては以前にも書きましたので、ご参照ください。
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