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34.私なりの「三調」

気功では「三調」という言葉がよく使われています。
本来の「三調」の意味は、練習前に体をリラックスさせ、呼吸を整え、意識が乱れないようにすることです。
しかしながら現在では、気功の練習そのものを「三調」といっている場合が多くみられます。気功練習の最初から最後まで、体、呼吸、意識の練習が重要なポイントだと考えているからです。

しかしここでは私なりの「三調」を説明していきたいと思います。
私は初歩から深い所までの気功練習を三段階に分けました。
各段階には練習のポイントがあります。
第一段階では、運動、あるいは動功がポイントです。
第二段階では、気を活性化することがポイントで、
第三段階では、穏やかな気持ちを見守っていくことです。

練習は整えるという意味もあるので、私は三段階の特徴をまとめて「三調」という言葉をつけました。
一段階目は「粗調」で、二段階目は「細調」、三段階目は「微調」です。

「粗調」は体を動かす運動です。
この段階の運動はこっているところをほぐして、筋力、体力をアップして、体質を改善することです。
ここではゆっくりと柔らかく、時間をかけてある程度の運動量が必要です。
激しい運動を短い時間で行うのではなく、緩やかな運動でやや長めに行います。

「細調」は気を活性化させる事です。
「粗調」である程度体質が改善され、体力がアップすれば、次の段階の気を活性化することにすすみます。
体内の気が活性化し始めてから体内に気が充満するまでの過程では、気の感覚ははっきりと感じられますが、同じではありません。
この状態は会報31号の「気功の入門の段階と初禅について」に書いてあります。

「微調」は、穏やかな気持ちを見守っていくことです。
気が活性化してから、穏やかな気持ちを守っていくことは気功伝統の正道です。
それは練習以外での生活環境や習慣、気持ちの持ち方、物事への考え方とも深くかかわっています。(会報29号、30号などに書いてあります) 

第一段階の運動は比較的感覚が強いですが、練習の初歩の段階なので「粗調」と名づけました。
第二段階の練習では、気の感覚は運動の感覚ほど強くはありませんが、練習の深さは一段階目よりも深くなっています。これを「細調」と名付けました。
第三段階の練習は一番深さがあって微妙なので、「微調」と名付けました。

「粗調」、「細調」、「微調」といっても、絶対的に分けられるものでなく、
運動の中にも気が活性化することがありますし、気持ちを安定させる事にもつながります。気が活性化することはミクロからの体の運動ともいえます。
気が活性化すると気持ちがもっと安定します。
穏やかな気持ちを見守っていくと体内の気が充満し、体が改善することともつながっています。

気功の練習では初段階から深いところまで、三つのポイントが含まれていますが、ただし第一段階では「粗調」を重点的に行い、第二段階では「細調」を、第三段階では「微調」を重点的に行います。

気功練習(流派にかかわらず)の過程と段階について、分かりやすく説明したいので、私なりの「三調」を述べました。参考になれば幸いです。

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