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18.瞑想時の意識と気持の動きについて

会報32号で気功態について述べましたが、気功態になってからも続けて瞑想あるいは禅定をしなくてはなりません。
練習といっても身体を動かすのではなく、意識と気持を動かす練習です。
昔の修行者達はその時の意識と気持の動きを5つのポイントにまとめています。
「尋(覚)、伺(観)、喜、楽、定」です。このポイントについては、会報31号に少し書きましたが、ここでもう少し詳しく述べたいと思います。

「尋(覚)」は気功態に入る事を努力する事、そして気功態に入っている事を分かるようにする。気功態に入っていても外部の刺激と体内の刺激により、気功態から外れる場合も結構あります。
「尋(覚)」は努力して気功態に入る事も分かり、邪魔な刺激があればなるべく遮断して、続けて気功態の中にいるように集中する事です。

「伺(観)」は気功態の中の微妙な感覚を注意深く観る事。気功態に入ったらいろいろな微妙な感覚(薄いが、より敏感)が浮かんできます。気功態に入っても人により感覚は異なり、同じ人でも様々な原因により、毎回同じ感覚を持つとは限りません。
「伺(観)」は現れたり、消えたり、動いている微妙な体内の感覚を直感で観察する事です。

「喜」は二つの意味があります。一つは練習しなくても練習の良さが分って喜ぶ。もう一つは気功態になると、身体が楽になり、微妙な感覚に入る時の喜びです。
「楽」はその喜びが薄くなった時の良い気持です。
「定」は練習の時、以上4つのポイントを定めて、外れないよう維持する事です。「定」は静態、或いは絶対的に静かな状態ではありません。人間の特性で、ある程度静かになると、邪魔な動きが出てきます。これを収め、やっと静かな状態になっても、暫くすると又、動きが出てきます。「定」というのは邪魔な動きが出れば、早目に分って、戻って、それを繰り返す事です。この「動く」と「静か」の繰り返しは常に以上4つのポイントの状態内の事ですから、煩悩は去って、心は静かで安定しています。

「尋(覚)」「伺(観)」は気功態になってからの意識的な活動であり、「喜」「楽」は気功態になってからの気持の動きです。
以上の5つのポイントを分らないで練習すると、体操だけになってしまいます。体操も素晴しいですが、気功はもっと体内の細かい気を活性化するという特徴があります。その特徴は以上の意識と気持の動きにより出てきます。
では気功態になって5つのポイントを体験してみましょう。

*以上の文章を理解する為に、気功態についてのべた文章を読んで見てください。

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