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7.「四禅八定」と四つの段階について

気功練習の段階の分け方はいろいろありますが、気功は気持ちの練習ですから気持ちの段階を上手に説明するのは難しく、分かり難いかもしれません。ここでもう一度まとめて説明したいと思います。気功の四つの段階はそれぞれ「得気」「「観光」「入空」「帰真」といいます。この四段階が「四禅八定」のどの部分に相当しているのか説明していきましょう。

1.「初禅」の段階までが気功の四つの段階でいうと「得気」になります。  

ではある人が初めて気功を練習すると仮定してみましょう。
気功を練習する準備として姿勢、動作が求められます。最初の段階では自分の姿勢と動作に集中しようとしても雑念が一杯あって、うまくできません。たとえば密処に集中しようとしても全く分かりません。でも分からなくても集中して、努力して、続けて練習すれば、そのうち集中できるようになり、体がリラックスしてきて、敏感になり、いろいろな隠れた体の感覚が出てきます。それは「粗住」です。
そうすると緊張していた気持ちもリラックスしてきて、雑念を余計に感じるようになります。それは「細住」です。
続けて気持ちと体をリラックスさせていると、両方に爽快で軽やかな感覚が浮かんできます。それは「欲界住」です。
爽快で軽やかな感覚を続けて持っているとその感覚は次第に薄くなり、でもより安定したものになっていきます。それは「未来禅」です。この「欲界住」「未来禅」をあわせた状態を「気功態」とも言います。
続けて集中すると体内に気を感じられるようになります。たとえば体が大きくなったり、小さくなったり、重くなったり、軽くなったり、暖かくなったり、寒くなったり等、いろいろな感覚を感じるようになります。又、万華鏡のように色彩が変化して動いているように見えたりします。感覚が変化するに応じて気持ちも変化します。それが「初禅」といいます。

2.「二禅」から「四禅」までが四つの段階でいうと「観光」になります。           

実際の練習の時の感覚は生き生きとして豊かです。
少し補足したい箇所は「粗住」「初禅」の時の感覚は少し似ているところもありますが、「粗住」の時は肉体を整えることで神経を刺激して生じる感覚であり、「初禅」は気を整えることで神経を刺激して生じる感覚という点が異なります。
「初禅」を続けて瞑想すると、万華鏡のように動いていた光が安定してきます。それに伴って気持ちも安定してきます。光と気持ちが安定すると、次に喜ぶ気持ちが出てきます。これは「二禅」といいます。
「二禅」までの体験は動功ででも得られます。たとえば慧功の中の蠕動です。「二禅」以上の体験は動功ではすこし無理だと思います。続けて光を見て自分の「二禅」の気持ちを見ると、だんだん喜ぶ感情は薄くなりますが、より敏感に感じています。その気持ちを「楽しい」といいます。他に適切な言葉が見つからないので「楽しい」という言葉を使っていますが、もう少し説明すると気持ちが昇華する時と似たような気持ちです。それは「三禅」です。
その気持ちを続けると静かな境地にいきます。月夜、あるいは雲ひとつ無い青空の光景が見えてきて、気持ちは非常に静かです。それを「四禅」といいます。
「二禅」から「四禅」まで特に意識を使うのではなく、光を見ることによって自然に気持ちが「喜」→「楽」→「静」へと昇華していきます。以前に「二禅」から「四禅」までが四つの段階でいうと「観光」になると書きました。「観光」の「観」というのは物事を客観的に見るということです。気持ちは観察したものと連動するのではなく、冷静で第三者のように物事をみます。「観光」というのはその気持ちで光に集中することです。「観光」の段階では四禅までいっても体の存在感は薄くはなっていますがまだあります。

3.「空処定」「識処定」「無有処定」「非想非非想処定」が四つの段階でいうと「入空」になります。                                             

「四禅」からつづけて瞑想すると、無限の空間のような雰囲気が浮かんできます。そのまま続けて瞑想すると、自分の意識の流れ、或いは我が薄くなるので空間がなくなります。(もちろん体の存在感もなくなります)。初めて体験すると驚くかもしれませんが、今までの空というのは広いという意味で、そこでの体験は広いという概念もなくなって空っぽです。それは「四禅八定」でいうと「空処定」の段階です。その段階を続けて瞑想すると空間の概念がなくなったあと、自分の微妙に流れている識の感覚が浮かんできます。その時の識は感情もなくなり、外部の刺激も感じない時の意識の流れということです。それは「識処定」という段階です。さらに続けて瞑想していくとその流れ、感覚もなくなります。その時外部の刺激もなくなり、感情の動きもなくなり、識の流れる感覚もなくなります。この状態を「無有処定」といいます。続けて瞑想すると、この状態も感じられなくなって、それは「非想非非想処定」です。

以上の四つの段階を私は「入空」と考えています。
場合によっては「四禅」から「非想非非想処定」までの段階を「入空」と考えることもあります。私の「入空」「四禅八定」の最後の「四定」と比べて、今の段階では曖昧に説明していきたいと思います。というのは、「入空」の状態の非常に静かで、空になった(「四禅」「空処定」)体験を強調したいからです。多分皆さん練習するとそのような体験があると思いますが、でも私はここでもっと静かでもっと空な感覚を強調したいのです。それ以上は文章では説明できませんので、一緒に体験してみましょう。

4.「帰真」                                          

「帰真」「四禅八定」を練習した後の結果と収穫です。「帰真」についての詳しい説明は気功話の「4.帰真について」をご覧になってください。

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